ih plus vol.1 アクースモニウム・ライブ Luc Ferrari追悼特集

日 時:
2006年9月23日(土)秋分の日
17時00分 開場(全興寺境内見学可)
18時00分 開演

場 所:
全興寺
〒547-0044 大阪市平野区平野本町 4-12-21
TEL06-6791-2680 FAX 06-6791-2698
http://www.senkoji.net/

入場料:
一般:1500円(カップルの場合:2人で2500円)
学生:1000円(カップルの場合:2人で1500円)
小学生以下無料

「ih plus vol.1」は、小さい場所(小規模なライブハウス等)や、音楽をする目的以外の場所[寺院や野外など]など、毎回異なる環境特性を最大限に利用した新しい空間音響パフォーマンスの在り方の探究するライブである。アクースモニウムという十数個のスピーカーを用いた多次元立体音響装置を用いて、石上和也と檜垣智也の作品と、アクースマティック・ミュージック(Acousmatic Music:メディアに記録された電子音響音楽)の作曲家(今回はリュック・フェラーリ)の作品を、この音楽の日本で唯一の専門的な演奏家である檜垣智也の演奏により上演する。

今回は、2005年8月にイタリアで亡くなったフランスの作曲家リュック・フェラーリの追悼コンサートとして、彼の5つのアクースマティック・ミュージック作品を取り上げ、彼の創作の軌跡を追ってみたい。秋の虫声が鳴き始める時期に大阪市平野区の全興寺で、一般の音楽ホールとは違う寺院という野外の雑音との遮断のない空間=「リアルな音響空間」とスピーカーのオーケストラによる「バーチャルな音響空間」の融合を試みる。

プログラム

リュック・フェラーリ Luc Ferrari
「少女たちとほとんど何もない」(1989)
「ストラトーヴェン」(1985)
「偶発音のエチュード」(1958)
「トートロゴス1」(1961)
「サリスベリー・カクテル」(2002)

石上和也 Kazuya Ishigami 「Story of Assaji - Senkoji version - 」(2006、世界初演)、「パフォーマンス」

檜垣智也 Tomonari Higaki 「Mahoroba」〜リュック・フェラーリへ捧げる(2006, INA-GRM委嘱作品、日本初演)

全曲アクースモニウム演奏/サウンド・プロジェクション:檜垣智也(MOTUS)


アーティスト・プロフィール

ih plus(アイ・エッチ・プリュス)
在阪の二人の音楽家 石上和也と檜垣智也によるユニット。リアル空間(環境的)とバーチャル空間(電子的)の融合をテーマに、コンサート企画・パフォーマンスを行う。

i - 石上和也 Kazuya Ishigami
1972年、大阪生まれ。2002年9月、ドイツ国営放送局WDR、2003年5月、ドイツ放送局SR Radioにてライブ収録。2005年4月、USAツアー。 2005年9月、DeutschlandRadio(DR)ドイツ国営放送委嘱作品[Sonic Escapism]初演。2006年6月、DeutschlandRadio(DR)ドイツ国営放送委嘱作品[2nd49]初演。 アーティストグループ[C.U.E.]に参加。インターネットライブ[Live from Far East]シリーズを手がける。自主レーベル[NEUS-318][C.U.E.records]を主宰。その他ソロユニット[DARUIN]、ユニット[BILLY?]等で活動。
http://www.neus318.com http://www.cavestudio.org/cue

h - 檜垣智也 Tomonari Higaki(作曲、アクースモニウム演奏)
1974年、山口県生まれ。作曲をDenis Dufour、岡坂景紀、七ッ矢博資各氏、アクースモニウム演奏をJonathan Prager氏に学ぶ。現代音楽プロダクションMOTUS(パリ)所属、国際アクースマティック芸術祭FUTURA(フランス)の常勤演奏家。日本で唯一のプロフェッショナルなアクースモニウムの演奏家として、国内外でフェスティバルやコンサート、レクチャーを行っている。また同志社女子大学と大阪芸術大学、海外の講習会などで後進の指導にもあたっている。
http://musicircus.net/

plus - リュック・フェラーリ Luc Ferrari(作曲家)
1929年、パリ生まれ。ピエール・シェフェールの許でミュージック・アクースマティック/コンクレートの創作を開始し、環境的な音を取り入れた「逸話的音楽 - Musique anecdotique」を提唱する。創作ジャンルは、ミュージック・アクースマティック/コンクレートをはじめ、サウンド・インスタレーション、器楽音楽、ラジオ作品、即興音楽など、極めて多岐に渡る。代表的な作品に「ほどんどなにもないあるいは海辺の夜明け」「盲人の階段(イタリア賞受賞)」「身体のための歌」「不整脈」など。2005年8月イタリアで死去。


関係機関:
主催:ih plus、現代音楽プロダクションMOTUS
後援:全興寺
協力:ブリュンヒルト・マイヤー=フェラーリ(リュック・フェラーリの作品上演許可)、INA-GRM、musicircus.net、C.U.E records

お問合わせ:
ih plus事務局 E-mail ih-plus@musicircus.net 
公式ホームページ http://musicirus.net/ih-plus/

Flyer


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=全興寺=
大阪市平野区平野本町4-12-2
1 tel:06-6791-2680
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