〜存在は軽い〜

軽く扱われてしまう音の存在。どうでもいいと思われる音環境。

メディアは解りやすい音楽を大音量で流し、

解り難い音楽は大衆に無視されアカデミックな人々が評価する。

どうせ音なんて軽い存在。私達と同じ軽い存在。

「そうです、これはただの音なのですから。」

形の異なる8つの小型スピーカー、
6つの小型マイクを空間に配置し、
それぞれのスピーカーとマイクのスイッチを
自動制御で切り替えを行なう。

切り替えによって生じた偶然に発生する
マイクとスピーカーによるフィードバック、
そして時折発生する空間のノイズ、
それらの音をコンピュータにより様々な音に
変容させ、その瞬間のみ存在する音空間を作り出す。

Sound [6'54] : MP3(8Mb) | RealAudio
Movie[1'40] : QuickTime (2Mb) |
By Kazuya Ishigami & Takashi Ikebuchi
17th Oct 2003 updated