音響空間、室内音響および音響経路

‐コンサートと展覧会でのパフォーマンス、ビデオおよび音楽彫刻

開催日:  2005年10月20日 ‐ 2005年11月20日

現代ドイツにおけるサウンド・アーティスト第一人者の一人であるヨハネス・S.ジスターマンスは、この数年間に様々な作品を生み出しました。彼のラジオ向け作品、パフォーマンスおよび視聴覚インスタレーションは、日本の伝統・現代文化の影響を受けています。「日本におけるドイツ年」に際して、1955年にケルンで生まれたこのミュージシャンは日本で多数の作品を紹介します。

また、東京、京都、大阪、神戸でのコンサート、パフォーマンス、展覧会では石上和也と共演します。ジスターマンスの作品には初演または地域限定のインスタレーションもあり、これらは日本で初めて公開されるものです。特に日本に向けられたものも多く含まれており、異文化間の対話をめざして日本で発表されます。

自己と他者、また芸術的自我の限界を取り払うものとしての他者探究は、ここ数年来経済分野以外でも行われているグローバリゼーションをめぐる論議からも本質的な部分がもたらされています。

ヨハネス・S.ジスターマンスはこれらの問題に繰返し取組み、芸術‐音楽などを通しアーティストとして独自の答えを提示しています。例えば彼の「電気茶道」では、伝統的な日本の茶道を全く異なる観点からみることが可能です。ジスターマンスのサウンドアートの作品は有名なドナウエッシング音楽祭で上演され、2005年にも上演予定です。特にラジオのために作曲された作品は、ARD放送局および世界のラジオで放送されました。また2000年のハノーバー万博では、一晩中通しで行われた音楽劇プロジェクトが初演されました。


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<パフォーマンス>
2005年10月21日 午後7時
2005年10月22日 午後7時
東京ドイツ文化センター
〒107-0052
東京都港区赤坂 7-5-56 ドイツ文化会館内
Tel.: +81 (3) 3584 3201
Fax: +81 (3) 3586 3069


<パフォーマンス>
2005年10月23日 午後7時
東京Wind’s Gallery
〒180-0004,
東京都武蔵野市吉祥寺本町 3-4-11 7F


<オープニングパフォーマンス>
2005年10月27日午後7時30分
神戸CAPHOUSE
〒650-0003
神戸市中央区山本通3丁目19-8
TEL and FAX: + 81 78 230 8707


<インスタレーション>
2005年10月27日~11月13日
午前11時~午後8時(火曜日休館)
神戸CAPHOUSE
〒650-0003
神戸市中央区山本通3丁目19-8
TEL and FAX: + 81 78 230 8707 展覧会


<パフォーマンス>
2005年10月28日午後7時
京都 法然院
〒606-8422
京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420
FAX: 075-752-1083


<オープニングおよびパフォーマンス>
2005年10月29日午後7時
大阪 全興寺
〒 547-0044
大阪市 平野区平野本町 4-12-21
TEL:06-6791-2680
FAX:06-6791-2698


<インスタレーション>
2005年10月29日~11月20日
大阪 全興寺
〒 547-0044
大阪市 平野区 平野本町 4-12-21
TEL:06-6791-2680
FAX:06-6791-2698


<レクチャーコンサート>
2005年11月10日午後7時
午後1時30分~4時30分
大阪 大阪芸術大学 大阪芸術大学 実験ドーム
〒585-8555
大阪府南河内郡河南町東山469 大阪芸術大学
TEL 0721-93-3781(代表) コンサート


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お問い合わせ:
ヨハネス・S.ジスターマンス
e- mail: sistermanns@freenet.de

石上和也


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リンク:
http://www.sistermanns-art.de
(ドイツ語版と日本語版)

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<東京>
東京 ドイツ文化センター(ゲーテ・インスティトゥート東京)

2005年10月21日 19:00

コンサート

Shadow, a soundsitting (2003)
ラジオフォニック音響作品 (日本初演) WDR ケルン 「Studio Akustische Kunst」

PS: Paper/Shadow/ (2005)*
紙、ボイス、ブレッシング、水、
コンピューターライブサンプリングの為の (世界初演)

2005年10月22日 19:00

コンサート

out of nothing something (2003)
6ch空間作品 ステレオバージョン
TUベルリン技術大学電子音響スタジオにて制作 (日本初演)

etc_random_livemix (2005)*  
livemix/remix

コンピューター、CDプレーヤー、スピーカーの為の (世界初演)

yorkn’ew (2003)
音 -テキストーテキスト - ビデオ (日本初演)


東京 Wind’s Gallery

2005年10月23日 19:00

パフォーマンス

PS: Paper/Shadow/ (2005) *
紙、ボイス、ブレッシング、水、 コンピューターライブサンプリングの為の

>>スピーカーの代わりに、ギャラリーの窓ガラスを使用して音を鳴らします。<<


<京都>
京都 法然院

2005年10月28日 19:00

パフォーマンス

PS: Paper/Shadow/ (2005) *
紙、ボイス、ブレッシング、水、 コンピューターライブサンプリングの為の

>>お寺内の障子を使用して音を鳴らす予定です。<<

石上和也
コンピューターライブサンプリング

ヨハネス S. ジスターマンス
語り、ボイス、紙、ブレッシング、水の音

* 石上和也とのコラボレーション


<神戸>

神戸 CAP House

2005年10月27日〜11月13日

展覧会、展覧会前日オープニングパフォーマンス

展覧会: 2005年10月28日〜11月13日
展覧時間: 11:00〜20:00 (火曜日休館)

INTUITION Space 2005 〜直観的 空間〜 (2005)
音楽彫刻・音響造形 (日本初演)

インスタレーションの空間は透明ホイル(食料品用ラップ)で作られています。
小さなピエゾを使用してホイルを鳴らし、そして2つのスピーカーからは
基調音を発振します。それらの作用によって空間が展開されていきます。t

2005年10月27日 19:00

オープニングパフォーマンス

Intuition (2005) (世界初演)
ヨハネス. S. ジスターマンス (ボイス)



<大阪>
大阪 全興寺

2005年10月29日〜11月20日

展覧会 コンサート

展覧会: 2005年10月29日〜11月20日

展覧時間: 全興寺 拝観時間内

. . . and is there waving a song in all trees . . .

音楽彫刻・音響造形 (2005) (世界初演)
この作品は全興寺内にある涅槃堂の壁にピエゾを取り付け、音を鳴らします。
(涅槃堂は横たる姿の仏様が設置され、お堂内の照明がゆっくりと変化する瞑想空間です。)

2005年10月29日 19:00

オープニング パフォーマンス

Ishi-in /Garden (2005)
即興演奏: 石上和也

Kozo Jo Ishi (2005)
紙、ブレッシング、水の音、コンピューターライブサンプリングの為の
演奏: 川口良仁(全興寺住職)、石上和也、ヨハネス. S. ジスターマンス

Kawaguchi Monk (2005)
川口良仁(全興寺住職)

石上和也
(コンピューターライブサンプリング)

川口良仁
(水の音、日用品を使用した楽器)

ヨハネス. S. ジスターマンス
(紙、ブレッシング、水の音)



大阪 大阪芸術大学 実験ドームにて

2005年11月10日 13:30〜16:30

ラウド・スピーカー・コンサート
レクチャー: エレクトロアコースティックミュージック

Shadow, a soundsitting (2003)
ラジオフォニック音響作品  WDR ケルン 「Studio Akustische Kunst」

out of nothing something (2003)
6ch空間作品 ステレオバージョン  TUベルリン技術大学電子音響スタジオにて制作

yorkn’ew (2003)
音 - テキスト - ビデオ

Shichi Go San  〜七五三〜 (2002)
ラジオフォニック音響作品 (日本初演) SWR南西放送局 バーデンバーデン

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Johannes S. Sistermanns (Cologne / Germany) ヨハネス・S・シスターマンス
www.sistermanns-art.de/

1955年ケルン生まれ

ドイツ・サウンドアート界で活躍中。
1997年に、バーデン・バーデンSWR放送ラジオフォニック・プロジェクトの作品でカール・シュッカ奨励賞を受賞。また1980年代初頭よりドイツ国営放送WDRのサウンドアート・プログラム「Studio Akustische Kunst」の企画担当を行うなど、ドイツ及びヨーロッパでは高い評価を得ている。

1976年−1984年
ケルン音楽大学にて、マウリシオ・カーゲル教授(ニュー・ミュージックシアター)、ホルムリーケ・ライザー教授(リズム学)およびクラウス・ルンツェ氏(ピアノ)に師事。 声楽をジュティシ教授(ベナレス・ヒンディー大学/カルカッタ)、スチーブン・チェン教授(ニューヨーク)、およびヨッヘン・フェッター氏(ミュンヘン)に師事。 1982年にジュアン・アレン・ブリン氏、クラウス・シャニング氏らと共にセミナー参加。

1989年
オズナブリュック大学にて音楽学博士号を取得。

1991年以降
ケルン、 パリ、 ストラスブール、 東京、 ベルリン、 ドルトムント、 シアトルなど各地のメディア・アートスクールにてレクチャーを行う。

2004年
IMD(Internationales Musikinstitut Darmstadtダルムシュタット国際音楽研究所)にて、レクチャーを行う。

ニューヨーク、パリ、北インド、オーストラリア、日本に長期にわたり滞在。
パフォーマー、作曲家、講師、キュレーターとして国際的に活動を行う。
マルチメディアグループ [ubergangsraum] 設立メンバー(1993〜)
ドイツ・エレクトロ・アコースティック協会[DEGEM] メンバー(1997〜)


石上和也  ishigami kazuya
1972年大阪生まれ。 高校時代、サイケデリックミュージックに影響を受け、自身でもバンドを結成。同時に現代音楽を知り、ミュージックコンクレート等の作品を作り始める。現在、ノイズミュージック、即興音楽などの分野で活動を行う。最近の活動は2002年ドイツ国営放送局WDR、2003年ドイツ放送局SR Radioにてライブ収録を行う。また神戸を拠点としたアーティストグループ[C.U.E.]に参加。月一回のペースでインターネットライブ[Live from Far East]シリーズを手がける。自主レーベル[NEUS-318][C.U.E.records]を主宰。その他ソロユニット[DARUIN]、ユニット[BILLY?]等で活動。
http://www.neus318.com http://www.cavestudio.org/cue


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